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ここは主にコミティアで活動中の二人組小説サークル、
Love&ShineのShineこと、水瀬輝(みなせひかる)のブログです。

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イベントの参加情報や、新刊既刊案内を主に載せています。
たまにブログ上で小説を上げることもありますが、基本イベント参加で小説を発表してます。
通販も始めまして、お試し読みページも作ってますので、
良ければのぞいてみていってくださいませ。

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出没率低めですが、こっちよりは多いかと(笑)

今までの創作ジャンルは
タイムスリップ時代もの』『悩める高校生』『異世界トリップ』『ファンタジー』『ドタバタ学園コメディ』『不良』『片想い』『中高生向けヤングアダルト
などなど。
書きたいものに飛びついて書いた結果です。
すべて基本はコメディ、ハッピーエンドですので気軽にお手に取っていただけると……!!

プロ目指してますので、感想、ご指摘などいただけるととてもうれしいです!!

最近出版社に投稿しているのは小学校高学年から中高生向けの児童書のジャンルで、
逆にコミティアでは違うタイプを書くことが多いかも。
落っこちたのを改稿してコミティアに出すこともありますので、
徐々に児童書が増えるかもしれません。

こんな感じの自分ですが、今後ともよろしくお願いします!!!



2009年10月02日

コイ。その1-4








卒業を目前に控えた冬。
自分は出会ったとき以来の大喧嘩を、相手としてしまった。

こういうとき、自分と相手の気持ちは同じではないのだと思い知る。
わかっていたはずなのに、ちっとも心で対処できなかった。

もっと先だと思っていた。
わかれ道。

勝手に思い込んでいたのは自分のミス。
だけど、何で話してくれなかったのか。
それは、恋人でなくったって親友だって、話してくれるところではないのか。

頭の中が真っ白になって、自分は相手に向かって、理不尽なことを言い募った。
相手は少し顔をしかめて、でも自分を怒りもせずに、溜息をついただけだった。

悔しくて悔しくて、自分は相手にとってなんなのだろうと、もうわけがわからなくなった。


ダイッキライ。


思ってもいないことを口にする。どんな子供かと自己嫌悪に陥った。



まだ傍にいられると思っていた。
けれど、相手はいつの間にか自分の道をしっかり歩き出していて、
自分は、何もできなくて、取り残された気分になる。

特別だと思ってた。意味が違っても、特別だと思ってた。
だから、傍にいれば大丈夫だと思っていた。
なのに、傍にいられなくなる。そのことを、相手はなんとも思っていないことを知った。



友情と恋情は、こんなにも違うものだっただろうか。
頭ではわかっていたことなのに、わかっていて相手の傍にいることを決めたのに。
ゆらぐ、ゆらぐ。足元がゆらぐ。

三年間想い続けて、報われないことは覚悟の上だった。
そもそも、報われる気はなかった。最初から、かなわぬ相手とわかっていた。
だけど、想いは募るばかりで。それは自分でもコントロールできない域まで達していて。

本当は、応援しなきゃならない、その道。
いや、応援してる。本当は。
けど、離れたくない。離れたくないのだ。


だって、
離れたら、
相手も、自分も、
お互いのこと、忘れてしまうかもしれない。


それだけは、嫌なのだ。絶対に、嫌なのだ。
不安で不安で。そう、夢のように未来が真っ暗。

かなわぬ相手に恋をして、きづかれていないか、騙していないか、
ずっと気にしてきたけれど、一緒に過ごした時間はすごく幸せだった。


あの夢は、ちょっとした予知だったのかもしれない。



だけど、否応なく終わる。相手が、終わらせるのだ。
自分には、何もできないまま。





題名:『信号を見つめて』  


Posted by ひかる at 00:04Comments(4)小説